2021年5月、鈴亀女性会は、三重県内の防災の専門家(コーディネーター)をお招きし、「南海トラフ地震に備えて~女性目線の取り組み~」という内容で防災セミナー講座を企画致しました。
コロナ禍の中につき、人数を限定して開催。
セミナーでは、ちょうど同年5月20日から「避難勧告」が廃止され、「避難指示」で必ず避難する、というこれまでとの違いを意識づけていただき、次の東南海・南海地震に向けて、この地域では約100年~150年間隔で地震が発生しているにも関わらず、167年間地震が起こっていない、などの情報をお聴きしました。
また、実際の災害時、震災の大半は夜であること、また、トイレ問題が発生すること、被災時の女性・子どもへの暴力の現実があること等を学び、参加者は、女性が非常時の防災対策により意識を持っていく必要があることを学びました。
会場では、合わせて防災便利グッズの展示紹介があり、参加者は、講演会の後、展示ブースを回って、認知症の方向けのベストや災害時トイレ、ゴミ袋保温着などの説明を受けながら、具体的な備えの必要性を実感できました。
以下は、参加された皆様の感想です。
参加者①:自宅から職場までの間に3箇所くらい氾濫するところがあり、大雨が降ってもいつも恐ろしいと思っていますが、今日のセミナーを聞いて、どこにいても安心出来る防災意識を高めないとと思いました。仕事を休んで来させて頂いてとても得るものが多かったです。
参加者②:我が家ももう一度避難グッズを見直し、今日出来る事から早速初めようと思いました。大変参考になりました。
参加者③:自分の住んでいる地域の災害のお話を聞いたのは初めて。緊急時の避難の際に枕元に置いておいた方が良いものを実際に見せて頂き、風呂敷等参考になったので、いつ来るかわからない災害に備えて早急に揃えていきたい。
④参加者④:日頃から、災害時の準備をしておかないといけないと思ってましたが、なかなか準備できていないのが現状です。今日はお話だけでなく、実際にどのようなものを準備するのか具体的に目で見て説明も聞かせていただきました。早速、できることから準備したいと思います。有り難うございました。
参加者⑤:今日は認知症の方に着せるベストや簡易トイレの消臭凝固剤、災害時にはトイレが逆流するのを塞ぐ事が必要な事、枕元に準備しておくと良い最低限の物、サランラップで紐が作れるとか、通電火災を防ぐためのブレーカーの重り、避難生活ではオムツやつなぎの作業着も準備すると良い等々、まだまだ災害の準備が中途半端だった事を具体的に教えていただきました。我が家では、防災袋や水の準備、カセットコンロ、簡易トイレの準備もokと思っていましたが、見直す機会を与えていただき有り難うございました。
参加者⑥:東南海地震が叫ばれている中、防災の為の貴重なお話しを聞かせて頂き、さまざまなグッズの紹介も丁寧に教えて下さり本当に有難うございました。この様に地域の事を思い活動して下さっている皆様に心から尊敬し感銘を受けました。今日の内容を家族や地域の方々一人一人が学び共に取り組んでいけれたら素晴らしいと思いました。
参加者⑦:体験された方々のお話を聞いて準備はしているつもりではありましたがお話の機会を頂き感謝です、備えた物を家族が知っている所に置きすぐ持ち出せる場所などにおくなど飲料水は大切ですが、汚染された時に使う水はとても便利だと思いました。又機会がありましたら参加したいです。
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